キャピキャピ女
前働いていた会社。
キャピキャピ女を中心にまわっていた。
私はそれがとても迷惑で、目ざわりだった。黙れクソと思っていた。
会社全体が、キャピキャピを中心に動く。
キャピキャピの言動は影響力があった。
仕事がうまくまわればいいとか、そんなことはもはやどうでもよく、
私にはただひたすら迷惑だった。
仕事がうまくまわらなくていいから、黙ってほしかった。
キャピキャピ 毎晩のように飲みに練り歩き、社内パトロールをかかさず、仕事中もどなた様かとのLINEをやり取りし、自分もネイルをしているというのに派手なネイルの後輩を注意し。
なんなのだろう。
それがなぜ認められるのか。
とてもとても私にはストレスだった。
これも性欲減退の原因なんじゃないかというくらい。
とにかく憎んでいた。
憎みすぎて顔が歪んでたんじゃないだろうか。その顔はよくない、とじじいに言われたが。うるせーぼけ、と言ってやりたかった。
とにかくストレスが溜まった。
キャピキャピのこと許せなかったのに、
仲のいいふりもした。
一緒に飲み会に参加したりした。
2人でも飲んだ。
好きだけど嫌いだった。
一緒にいて楽しいのに嫌いだった。
そんなひとなかなかいない。
微妙なラインで嫌な気持ちにさせるのだ。
正体がよくわからない。
だから悩んだ。
なんなのか、未だに理解できない。
ただ優しくしてくれたことは覚えてたりする。
罪な奴。
解放してくれ、頼むから。
もう卒業だよ。
離れたいの。